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摂食障害

摂食障害・病院での治療

摂食障害の人は辛くても自分からは病院に行かないことが多いと聞きます。まわりが説得し、一緒に行くようにするといいでしょう。病院には怖くて行けないという人もいると思います。ここではカウンセリングなどの治療方法を見ていきましょう。治療内容を知ることで少しでも恐怖心がなくなってくれることを願います。

カウンセリング

摂食障害だけではなく、どんな病気でも本人や家族だけで悩んでないで他の助けを求めることも大切なことです。摂食障害はおもに心療内科や精神科に行くことをおすすめします。さらに病院によっては思春期外来や児童精神科があるところもあります。また、個人の精神科クリニックなんかにも相談できますよ。10代前半の場合は小児科でもOKです。これらの病院では、まずカウンセリングすることから治療をはじめます。ですが、いきなり病院へは行きにくいという人もいるでしょう。そういうときは民間のカウンセリング施設に相談してみるという方法もあります。なかには医療機関と提携しているところもあるので、そういった施設を選ぶと安心かもしれませんね。摂食障害のカウンセリングは臨床心理士などの資格を持った人が行います。悩みを聞いて一緒に解決の糸口を見つけるのがカウンセリングの目的です。お医者さんによっては、はじめは親だけが来るように言うこともありますが2回目以降も必ず付き添いましょう。効果的なカウンセリングには「親子一緒」が重要なポイントです。

薬の服用

病院での摂食障害の治療はカウンセリングのほか、薬が処方されることもあります。けれど、この薬はどれも摂食障害そのものに直接効くわけではありません。
摂食障害が引き起こすいろんな症状を和らげるための薬なのです。
もちろん薬を使わないで症状が改善していく人もたくさんいます。もし病院で薬が必要といわれたら、きちんと服用しましょう。どんな薬であれ、本人も家族も安全性や副作用のことなど不安になることもあると思います。小さな心配事でも遠慮せずにお医者さんに相談してくださいね。そうすれば安心して薬を使うことができるようになりますよ。ここでは摂食障害に処方される薬について紹介しましょう。

抗うつ薬

ゆううつな気分や食べ物へのこだわりを和らげます。この薬は効果があらわれるまで2〜3週間かかります。また副作用としては口の渇き、便秘、眠気、吐き気、胃腸のむかつきなどがありますが、ほかの薬より副作用は軽いでしょう。

抗不安薬

人と会うと緊張する、イライラして落ち着かない、冷や汗が出るなどの不安にともなう症状を和らげます。また筋の緊張をほぐして、リラックスさせてくれます。比較的早く効果があらわれるのが特徴です。

抗精神病薬

衝動的な気持ちや敏感さなどの摂食障害からくる感情の波を和らげます。
そして、ときには吐き気を抑えるのに役立つこともあります。眠気、だるさ、無気力、手の震え、舌のもつれ、筋肉のこわばりなどの副作用ができことがあります。また、これらの副作用を止めるために別の薬が処方されたりもします。

睡眠薬

摂食障害の人の中には寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚めるといった睡眠に問題を抱えている人も少なくありません。
その症状にもいろんなパターンがあるので、しっかりとどんなふうに眠れないのかを伝えて自分に合った睡眠薬を処方してもらうようにしましょう。

専門施設での治療も有効

今、日本では摂食障害の人がどんどん増えてきています。ですが、相談にのったり、治療のできる専門施設や専門医、専門スタッフが足りないというのが現状です…。残念なことに病院によっては時間と手間のかかる摂食障害の治療を敬遠するところもあるようです。もちろん数は少ないながらも摂食障害の患者さんを受け入れてくれる専門施設はあります。どこに行けばいいのか分からないときは保健所などの公共機関に行って、そこから紹介してもらうこともできますよ。
とくにあまりにもひどくやせているときや自傷行為のあるとき、家族がサポートしきれず自宅療養がむずかしいときなどは入院の必要があることもあります。健康な人でも家にいると不規則な生活になりがちです。入院することで一回の食事の量を知って、過食をなくし、生活のリズムをつかめるようになるでしょう。さらに同じ病気で悩んでいる同世代の人たちとの交流が心にもいい影響を与えるのではないでしょうか。それが専門施設(病院)での入院治療のいいところでもあります。